目次
- 1 広告表示オプションとは
- 2 広告表示オプションの掲載条件
- 3 広告表示オプションと広告品質の関係
- 4 サイトリンク表示オプション(Google)/クイックリンクオプション(Yahoo!)
- 5 コールアウト表示オプション(Google)/テキスト補足オプション(Yahoo!)
- 6 構造化スニペット表示オプション(Google)/カテゴリ補足オプション(Yahoo!)
- 7 電話番号表示オプション(Google/Yahoo!)
- 8 住所表示オプション(Google)
- 9 アプリリンク表示オプション(Google)
- 10 価格表示オプション(Google)
- 11 プロモーション表示オプション(Google)
- 12 販売者評価表示オプション(Google)
広告表示オプションとは
広告表示オプションとは、テキスト広告に特定ページへのリンクテキスト、住所、電話番号、価格などの情報を追加で表示できる機能です。ユーザーに伝わる情報が増えるだけでなく、広告の専有面積が広がるため、クリック率の改善も期待できます。また掲載オークション時の広告ランクに好影響を与えるため、使わない手はありません。
参照:Google 広告 ヘルプ – 広告表示オプションについて
広告表示オプションの掲載条件
広告表示オプションは検索結果上部の限られたスペースに表示されます(一部広告表示オプションは一位のみ表示)。そのため広告表示オプションを表示させるには、上位掲載されるだけの広告ランクが必要となります。また、検索広告だけではなく、一部ディスプレイネットワーク上のコンテンツ広告でも表示されます。
ちなみに、複数の広告表示オプションを設定している場合は、配信プラットフォーム側で最も利便性が高くパフォーマンスが良いと判断された広告表示オプションの組み合わせが掲載されます。
広告表示オプションと広告品質の関係
しばしば広告表示オプションを実装すると品質スコアが上がるという話がありますが、結論から言ってこれは間違いです。正確には、広告表示オプションを追加すると広告ランクが上がります。
広告ランクは上限入札単価×広告品質+広告表示オプションによる見込み効果で算出されるため、広告表示オプションの追加は広告品質(≒品質スコア)ではなく広告ランクに影響しているということになります。
それでは具体的にどんな広告表示オプションがあるのか紹介していきます。
サイトリンク表示オプション(Google)/クイックリンクオプション(Yahoo!)
Google広告のサイトリンク表示オプションとYahoo!プロモーション広告のクイックリンクオプションとは、テキスト広告の下に広告文のリンク先ページ以外のページのリンクテキストを追加で表示できる機能です。リンクテキストは、全角12文字以内のテキスト(見出し)と、全角17文字以内×2の広告文(説明文)が設定可能です。
サイトリンク表示オプションおよびクイックリンクオプションの費用は、リンクテキストがクリックされた時点で発生し、テキスト広告と同額です。
Google 広告 ヘルプ – サイトリンク表示オプションについて
マーケティングソリューションヘルプ – 広告表示オプションの作成(クイックリンクオプション)
コールアウト表示オプション(Google)/テキスト補足オプション(Yahoo!)
Google広告のコールアウト表示オプションとYahoo!プロモーション広告のテキスト補足オプションとは、テキスト広告の下に商品やサービスの詳細な情報を追加で表示できる機能です。コールアウトのテキストは半角25文字以内で、2パターン以上設定することで配信可能になります。サイトリンク表示オプション、クイックリンクオプションとは異なり、リンク先ページを設定することはできません。
Google 広告 ヘルプ – コールアウト表示オプションについて
マーケティングソリューションヘルプ – 広告表示オプションの作成(テキスト補足オプション)
構造化スニペット表示オプション(Google)/カテゴリ補足オプション(Yahoo!)
Google広告の構造化スニペット表示オプションとYahoo!プロモーション広告のカテゴリ補足オプションとは、配信プラットフォーム側であらかじめ用意されているヘッダー(Yahoo!では補足カテゴリー)に沿ってテキスト広告の下に商品やサービスの商材情報を追加で表示できる機能です。
2018年6月現在、Google広告の構造化スニペット表示オプションで設定できるヘッダーは以下の通りです。
- おすすめのホテル
- コース
- サービス
- スタイル
- タイプ
- ブランド
- モデル
- 学位プログラム
- 周辺地域
- 設備
- 到着地
- 番組
- 保険の保障
引用:アドワーズヘルプ – 構造化スニペット表示オプションについて
2018年6月現在、Yahoo!プロモーション広告のカテゴリ補足表示オプションで設定できる補足カテゴリーは以下の通りです。
- 設備
- ブランド
- コース
- 学位プログラム
- 到着地
- おすすめのホテル
- 保険の保障
- モデル
- 周辺地域
- 番組
- スタイル
- タイプ
引用:Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータル – 「カテゴリ補足オプション」でクリック率&訴求力アップ!
例えば、ヘッダー「商品タイプ」、補足カテゴリ-「タイプ」でベッドの広告に構造化スニペット表示オプションとカテゴリ補足表示オプションを設定しようとすれば、「すのこベッド」「パイプベッド」「シングルベッド」などの情報を追加することができます。
電話番号表示オプション(Google/Yahoo!)
電話番号表示オプションとは、テキスト広告の下に電話番号または通話ボタンを追加で表示できる機能です。電話番号表示オプションを活用すれば、ユーザーに対して電話注文などのアクションを促すことができます。また電話対応ができる時間帯のみに電話番号表示オプションが配信されるよう設定することも可能です。
電話番号表示オプションの費用は、電話番号または通話ボタンがクリックされた時点で発生し、テキスト広告と同額です。
Google 広告 ヘルプ – 電話番号表示オプションについて
マーケティングソリューションヘルプ – 広告表示オプションの作成(電話番号オプション)
住所表示オプション(Google)
Google広告の住所表示オプションとは、テキスト広告の下に会社や店舗の地図、住所、距離などの情報を追加で表示できる機能です。Googleマイビジネスに登録することで設定可能となり、オプション部分がクリックされるとテキスト広告がクリックされた場合と同額の費用が発生します。
参照:Google 広告 ヘルプ – 住所表示オプションについて
アプリリンク表示オプション(Google)
Google広告のアプリリンク表示オプションとは、テキスト広告の下にモバイルアプリやタブレットアプリへのリンクを追加で表示できる機能です。アプリリンクがクリックされると、テキスト広告がクリックされた場合と同額の費用が発生します。
ユニバーサルアプリ広告だとリンク先は当然アプリ(ストア)になりますが、アプリリンク表示オプションを活用する場合は、テキスト広告をクリックすればウェブサイトへ、オプション部分をクリックすればアプリ(ストア)へ誘導されるのが特徴です。そのため、アプリのインストール数を伸ばすことが最重要である場合は、ユニバーサルアプリ広告の活用が推奨されています。
参照:Google 広告 ヘルプ – アプリリンク表示オプションについて
価格表示オプション(Google)
Google広告の価格表示オプションとは、テキスト広告の下に商品やサービスの価格や情報を追加で表示できる機能です。価格表示オプションは、半角25文字以内のヘッダー+半角25文字以内の広告文+価格で構成されます。オプション部分がクリックされると、テキスト広告がクリックされた場合と同額の費用が発生します。
広告に商品価格を提示することで、購入意欲の低いユーザーからの無駄なクリックを減らす効果が期待できます。また、価格表示オプションの専有面積は他の広告表示オプションと比べても広いので、目立ち度という意味では購入意欲の高いユーザーに対しては高いクリック率が期待できます。
参照:Google 広告 ヘルプ – 価格表示オプションについて
プロモーション表示オプション(Google)
Google広告のプロモーション表示オプションとは、テキスト広告の下に商品やサービスのディスカウント情報を追加で表示できる機能です。オプション部分がクリックされると、テキスト広告がクリックされた場合と同額の費用が発生します。
参照:Google 広告 ヘルプ – プロモーション表示オプションの概要
販売者評価表示オプション(Google)
Google広告の販売者表示オプションとは、商品やサービスがユーザーから受けている評価をテキスト広告の下に追加で表示できる機能です。評価の基データはGoogleが信頼できる第三者によって提供されます。
参照:Google 広告 ヘルプ – 販売者評価表示オプションについて